日経電子版 広報部|日本経済新聞のWeb刊です。
以下のソーシャルブックマークタグなどで電子新聞、特に日経電子版の情報を追っているのですが、なぜか価格体系だけが議論されていて、肝心の使い勝手や情報の質をまだ確認できていないにも関わらず批判されているようです。
タグ「電子新聞」を含む新着エントリー - はてなブックマーク
料金体系に関して行動ファイナンス的に分析している人もいますが、おそらく、いま日経新聞にお金を払っているような人は、「4000円前後」といった価格の誤差なんて正直どうでもよい層だと思います(半額になるぐらい差異があれば評価対象になると思いますが)。数百円の誤差よりも、まず「利便性・得られる効用」を先に考えるのが通常の消費者行動ではないでしょうか。
個人的には、以下のように考えています。
・これだけPC+インターネット環境が充実してきているのに、なぜニュース情報のコンテナとして「紙」なんか選ばれるのか理解できない。「嫌紙派」(造語です)にとっては新聞「紙」などゴミ以外の何物でもないので、「中身の電子データでくれ」といつも思う。
今回
紙版+電子版価格>電子版単体価格
となっているが、もし
紙版+電子版価格<電子版単体価格
でも、紙というゴミを増やしたくないので、自分は後者を選ぶ。
・多くの新聞社やジャーナリストがニュースの一部分をWebに掲載しているので、基本的なニュースはそれで十分
・ただ経済や金融など、自分の専門外のニュースについては、特定のニュースを掘り下げた記事を掲載してほしいと思っているが、Webにはなかなか掲載されない(結果、経済や金融に強いブロガーの記事で代替することになる)
・ソースの確からしさが高い媒体から有益な掘り下げ記事を電子データで配信してくれるなら、当然お金を払って購読する
まあ、現時点では「自分にとって4000円払って購読するほどのものではない」というのが前評価ですが(苦笑)、もしかすると万が一有益だったらそれはラッキーですし。
また、今回、日経電子版がどこまで有益な記事を掲載してくるかを評価する一方で、以下のような機能や使い勝手も評価したいです。
日経電子版 広報部|あなた仕様の日経が読める!
★おすすめ(リコメンド)機能 :
これまで読んだ記事の傾向をもとに、あなたにおすすめの記事をピックアップします。
★自動記事収集(クリッピング):
登録したキーワードの関連記事を自動収集。パソコン・携帯電話へのメール転送も可能。
★記事保存(オンライン・スクラップブック):
気になる記事はすぐ保存。パソコンや携帯電話でいつでもどこでも読めます。
★ワードロボ:
今注目のキーワードを収集、分析して関連する記事やキーワードをグラフィカルに表示し、
クリックするだけで次々と関連する記事を読み継いでいけます。
★Myガジェット:
好きなコンテンツ・機能を選んで登録してガジェットを自在にカスタマイズできます。
ネットでの情報収集を深く行っている者であれば、ソーシャルブックマークでの人気記事・人気タグや、各種RSS・アラート・アンテナなどのPush系ツールや、各種Webクリップサービスなどを活用して上記と同等の情報収集は行っています。これらの「基本的な機能」がどのレベルまで実現されているかを確認しようと思います。
日経だけで電子新聞の未来は語れないですが、Kindleなど電子書籍デバイスにも直接ニュースが配信されつつある昨今、ニュース情報配信環境の「質」「利便性」「価格」というパラメータがどのように変化していくのか、注目していきたいです。
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余談:
新聞業界が今後どのように移り変わっていくかについて分析している以下の書籍は参考になります。
・2011年新聞・テレビ消滅 (文春新書)
本書に出てくる
コンベア/コンテナ/コンテンツという「メディアの3Cモデル」
は、
Google及川卓也氏の以下のエントリーが元ネタのようですね。
ネット時代のメディア戦略 ― 垂直統合から水平分散へ - Nothing ventured, nothing gained.
自分としては早く「紙」というコンテナからは脱却してほしいと願うばかりです。
というか、「オリジナル=紙」ではなく、「オリジナル=電子データ」で「コピー=紙」というビジネス現場では当然のスタイルになっていないことがおかしいと思います。追加していえば、書籍も「オリジナル=電子データ」で、必要に応じてPrint Outできるようにする形態がよいと考えています。その話はまた別の機会に。